セルフライナーノーツ「歌曲作品集[小園]」M-1,M-2

 

こんにちは。

 

さて、ライナーノーツなど書いた事も無く、それ以前に文章などほとんどまともに書けないので一体何を書こうか、楽曲のアナライズなど書いても音楽を勉強している人にしかわからないし色々と

ネタを羅列してみたもののどれもまとまりきらない感

じでしたので…どうぞ暖かい目で読んでやってください。

 

 

セルフライナーノーツ
『歌曲作品集「小園」』


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M-1 [木漏れ陽]


この曲はスモールガーデンというプロジェクトを立ち上げる前、
2013年の夏前だったと思います。後でまた触れますがこのアル
バムの最後の曲である[Fill UpYour Life]を作り終えた後、僕が
アーティスト活動をやっていきたいと思う様になって作り始め
た最初の曲です。当初は作詞家のtomoさん、野沢菜(山本ひか
り)さんに歌詞をお願いしようと思って打診したのですが第一
稿からあまりにも世界観が離れすぎていたのでお二人には謝り、
僕が詞を書く事になりました。(以降すべて歌詞は自分で書こ
うと心に決めました。※英詞は例外です…)

この曲はファーストアルバムの一曲目を飾らせるつもりでいたの
でそれなりに気合いを入れたいと思っていたのですが楽曲に牧歌
的な要素も多いので如何にして編曲するかという所が自分の中で
は頭を使う部分でした。(下のデモ曲を聴いて頂けるとわかるか
もしれません。)

歌詞は他の曲と比べると僕の世界観がわりとストレートに表現出
来ていると思います。好きな人、大切な人と一緒に日向ぼっこか
野原で寝転んでいるような景色でしょうか、何かこみ上げたのか、
あくびをしただけか、ただただ涙が頬をつたう、という詩だと思
います。自分で作っておいて無責任ですが言葉も音楽も自分の外
に出ると中にあった時と意味が変わってくるので今また詩を読む
と当時と違った感じがします。(今度はもっと早い時に曲の手記
を残しておこうと思います。)


また歌詞カードは日本語を縦表記にしてあります。(上部写真)

詩だけでも世界観が表現出来るように頑張ってみましたので是非

お手に取って頂けたら幸いです。

演奏に関しては自分で全部していますがプログラム(MIDI打ち込
み)と半々位だと思います。この曲ではエレキギター、エレキベ
ース、ローズは演奏していますが直しやパンチインも結構ありま
す。編集や修正ももちろん自分で行っていますので完成したもの
に対しては演奏をしたというよりも作り上げたと言った方がしっ
くりきます。またアルバム全体にわたってですがベースの音量
(低音部分)が控えめにしてあります。これは昔のレンジの狭か
ったレコードの音楽に似せた部分と、パンチを効かせない様にし
たかったという意図があります。今の機材では自然と良い音で残
せてしまうのでその辺りの加工が意外と難しかったです。

そして下のデモ曲ですが、当時はマイケルフランクスをかなり意識
した感じで行っていました。

https://soundcloud.com/smallgardenstudio-1/komorebi_demo_lala

元々はこの素朴なテイストも出したかったのですが僕一人で全て
賄うには当時の演奏力ではとても難しかったので、いずれは別バー
ジョンで録り直ししたいと思っています。

 

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M-2 [ほたる]

この曲が一番良いと一部の音楽好きの方達から人気のある楽曲の
ようです。(ちなみに僕はどの曲も好きです。)
この曲はどうやって作ったのか忘れてしまったのですが歌詞は2月、
極寒の奥多摩へ一人キャンプへ行った時に焚き火を前に一晩で書い
た覚えがあります。曲のハーモニーの流れからして僕の中では初夏
から夏というイメージがあったので蛍が出てきました。
元々から転調の多い進行が歌詞と連動してドラマの場面転換のよう
になってくれたと思います。ファンの方からも画像がはっきり浮か
ぶような楽曲(この曲に限らず)だと言われましたが、僕も頭に画
を思い描いていながら作っているので音楽でそれが伝わったという
事はとても嬉しい思いです。
この曲もデモを聴いてみます。最高に下手でヤバいですので大目に
みてください…。

https://soundcloud.com/smallgardenstudio-1/hotaru_demo_0210_2015

大変なお口汚しで申し訳ない気持ちです…キーが合っていなかった
りドラムがコピーペーストだったりして人様に聴かせるような代物
ではありませんが、これを聴いて完成版を聴いて頂いて、是非その
変貌を楽しんでもらえたらと思いまして意を決してアップロードし
てみました。フィックスバージョンはこちら↓


https://soundcloud.com/smallgardenstudio-1/hotaru

冒頭の「赤緑のひかり~」というのは蛍ではなくて目をつぶって太
陽を見た時の色彩のつもりで書いたのですが、蛍の黄緑の発光色と
体の赤い色味が偶然被っていたことは自分でも後で気がつきました。
この曲はアコースティックなイメージ、アンプラグドなアレンジで
進めようと思っていましたのでなるべくプログラミングではなくて
演奏で作っていきました。ストリングスとドラム以外は全部演奏し
ています。
左にアコースティックギター(以下AC)、右にガットギター、真ん
中少し右寄りにピアノが確認出来ます。ピアノ音源は確か「Ivory2」
のヤマハを使っています。ちなみに「木漏れ陽」にはエレキギター
とACも入っているのですがACの方は打ち込み(プログラム)です。
自分の演奏と打ち込みが混在するので打ち込みはより自然になるよ
うに、かつ実際の演奏楽器との親和性を壊さないように気をつけて

います。

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お読み頂きましてどうもありがとうございます。

次回はM-3,M-4について、また制作機材についても少し触れたいと思います。